2006-05-08
福井県立図書館
今年のGWはどこへ行こうか・・・
去年は金沢(→こちら)。
う~む
候補に挙がっていたのは、山形県酒田市の土門拳記念館 or 福井県立図書館
この時期の東北はまだまだ寒いだろう・・・
って事で福井に決定しました。
06/5/4(木)~5/8(月) 福井の旅 →VISTAⅡ号
5/4(木)曇りのち晴れ
0:30 東京出発 → 8:00 山梨県甲府市 → 12:00 長野県茅野市
→ 15:00 松本市 → 22:00白馬村
この日、アリ史上最高記録を樹立しました。
一日で、320km走破です。(東京~白馬間)!!(゚ロ゚屮)屮
多分、この記録はもう敗れないのでは?と自負する程、頑張りました。
大学生活ではまずありえない(?)のですが、旅になると、まるで別人。
本気モードに入ります。
途中、眠くなりそうになりながらも、せこせこ漕ぎまくり、リポビタンDで耐え凌ぎ
辺りが暗くなっても妥協は許さず、前へ前へ突き進み、
そしていよいよ腰痛に耐えられなくなったのが白馬でした。
チャリは不可能を可能にします。
5/5(金)晴れ
6:00 白馬出発 → 8:30 新潟県糸魚川市 → 12:00 富山県入善
→ 17:00 高岡市 → 20:00 石川県金沢市 →22:00 金沢城跡地
5/6(土)晴れのち雨
6:00 金沢出発 → 10:00 福井県東尋坊 → 12:30 三国温泉
→ 15:00 京福バスターミナル →16:00 福井県立図書館
5/7(日)雨
5:00 起床 → 9:00 福井県立図書館 → 22:00 京福バスターミナル 新宿行き夜行バス
福井と言えば越前蟹でしょうか?
その自然に最も近づける場所が、日本海沿いの越前海岸。
荒波が押し寄せる越前海岸は奇勝が広がり、
夕日に染まる日本海や、イカ漁船の漁り火などの眺めは最高です。
中でも柱状節理が連なる東尋坊や自然の造化の妙である呼鳥門は、福井でしか味わえない産物です。
東尋坊とは、元々僧侶の名前だそうで、その昔乱暴の限りを尽くしており、
他の僧侶が東尋坊をこの崖から突き落とした事から名づけられた様です。
何ともいわくつきの崖ですが、断崖から見下ろす日本海の打ち寄せる波には、
不気味なほどぞっとします。
とは言っても、相当~観光地化されてますが・・・
観光船まで配備されてます。
東尋坊
海に突き出した柱状の岩山が鉾を並べたように見えるので、この名がついた。
高さ50mの頂上まで行けます。
鉾島
岩のアーチ。
崩落や落石を防ぐ為、金網状のネットが張り巡らされている。
残念ながら、現在は通行止めとなっています。
呼鳥門
福井市街を越え、田園風景の広がる足羽川の隣の、遠く山並みを望む裾野に福井県立図書館はあります。
周りが田園であるがゆえ、この図書館は大海原にぽつんと存在する孤島のようです。
だからといってその存在を誇張することは無く、風景に馴染んでいます。
槇建築の凄い所は、建築家としての我を抑え、その裏にあるバランス感覚を大切にしているという事・・
究極まで一つのことを主張しません。
杉板本実型枠コンクリート打放しのエントランスから、中庭を越えると開架室です。
開架室は、ゆったりと空間が広がり、ペンダントライトの淡い光が心地良さを与えます。
また外を眺めれば、山の稜線とランドスケープの繋がりが実にうまいです。
こんな図書館が地元にあれば、毎日行くのですが・・・
ランドスケープ上の小高い丘から開架室を望む。
福井県立図書館
福井の初日の夜、大雨となりました。
ち~っとばかし、庇下を拝借して、今夜はここに寝ました。
庇部
左が文書館、右が開架室。
奥の赤いテラコッタ部分が開架書庫。
文書館と開架室を隔てる中庭

漁火図書館

開架室中庭
槇さんは、各プロジェクトの始めに、「クール系」か「ウォーム系」かに分類するとの事です。(GA64)
福井図書館は、本を読む環境から、「ウォーム系」を選択し、そこから様々な素材をぶつけ合うのです。
福井図書館では、この素材の選択が実にしっくりきます。
そして日が暮れる頃、ガラスのカーテンウォールに漁り火が灯ります。
漁り火ではなく、単にペンダントライトの光がガラスに映り込んでいるだけなのですが、
空間が無限に広がるかのように、漁り火が続くのです。
越前海岸の続く福井の地に、漁り火図書館は存在します。
去年は金沢(→こちら)。
う~む
候補に挙がっていたのは、山形県酒田市の土門拳記念館 or 福井県立図書館
この時期の東北はまだまだ寒いだろう・・・
って事で福井に決定しました。
06/5/4(木)~5/8(月) 福井の旅 →VISTAⅡ号
5/4(木)曇りのち晴れ
0:30 東京出発 → 8:00 山梨県甲府市 → 12:00 長野県茅野市
→ 15:00 松本市 → 22:00白馬村
この日、アリ史上最高記録を樹立しました。
一日で、320km走破です。(東京~白馬間)!!(゚ロ゚屮)屮
多分、この記録はもう敗れないのでは?と自負する程、頑張りました。
大学生活ではまずありえない(?)のですが、旅になると、まるで別人。
本気モードに入ります。
途中、眠くなりそうになりながらも、せこせこ漕ぎまくり、リポビタンDで耐え凌ぎ
辺りが暗くなっても妥協は許さず、前へ前へ突き進み、
そしていよいよ腰痛に耐えられなくなったのが白馬でした。
チャリは不可能を可能にします。
5/5(金)晴れ
6:00 白馬出発 → 8:30 新潟県糸魚川市 → 12:00 富山県入善
→ 17:00 高岡市 → 20:00 石川県金沢市 →22:00 金沢城跡地
5/6(土)晴れのち雨
6:00 金沢出発 → 10:00 福井県東尋坊 → 12:30 三国温泉
→ 15:00 京福バスターミナル →16:00 福井県立図書館
5/7(日)雨
5:00 起床 → 9:00 福井県立図書館 → 22:00 京福バスターミナル 新宿行き夜行バス
福井と言えば越前蟹でしょうか?
その自然に最も近づける場所が、日本海沿いの越前海岸。
荒波が押し寄せる越前海岸は奇勝が広がり、
夕日に染まる日本海や、イカ漁船の漁り火などの眺めは最高です。
中でも柱状節理が連なる東尋坊や自然の造化の妙である呼鳥門は、福井でしか味わえない産物です。
東尋坊とは、元々僧侶の名前だそうで、その昔乱暴の限りを尽くしており、
他の僧侶が東尋坊をこの崖から突き落とした事から名づけられた様です。
何ともいわくつきの崖ですが、断崖から見下ろす日本海の打ち寄せる波には、
不気味なほどぞっとします。
とは言っても、相当~観光地化されてますが・・・

東尋坊

高さ50mの頂上まで行けます。
鉾島

崩落や落石を防ぐ為、金網状のネットが張り巡らされている。
残念ながら、現在は通行止めとなっています。
呼鳥門
福井市街を越え、田園風景の広がる足羽川の隣の、遠く山並みを望む裾野に福井県立図書館はあります。
周りが田園であるがゆえ、この図書館は大海原にぽつんと存在する孤島のようです。
だからといってその存在を誇張することは無く、風景に馴染んでいます。
槇建築の凄い所は、建築家としての我を抑え、その裏にあるバランス感覚を大切にしているという事・・
究極まで一つのことを主張しません。
杉板本実型枠コンクリート打放しのエントランスから、中庭を越えると開架室です。
開架室は、ゆったりと空間が広がり、ペンダントライトの淡い光が心地良さを与えます。
また外を眺めれば、山の稜線とランドスケープの繋がりが実にうまいです。
こんな図書館が地元にあれば、毎日行くのですが・・・

福井県立図書館

ち~っとばかし、庇下を拝借して、今夜はここに寝ました。
庇部

奥の赤いテラコッタ部分が開架書庫。
文書館と開架室を隔てる中庭

漁火図書館

開架室中庭
槇さんは、各プロジェクトの始めに、「クール系」か「ウォーム系」かに分類するとの事です。(GA64)
福井図書館は、本を読む環境から、「ウォーム系」を選択し、そこから様々な素材をぶつけ合うのです。
福井図書館では、この素材の選択が実にしっくりきます。
そして日が暮れる頃、ガラスのカーテンウォールに漁り火が灯ります。
漁り火ではなく、単にペンダントライトの光がガラスに映り込んでいるだけなのですが、
空間が無限に広がるかのように、漁り火が続くのです。
越前海岸の続く福井の地に、漁り火図書館は存在します。
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