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2007-04-01

隠岐旅①

07/3/18(日)~4/1(日) 隠岐旅編①

大学4年に上がろうとしているこの狭間の時期。

予てから鳥取県の投入堂という建築には興味があった。
時期さえあれば訪れたい、と虎視眈々と狙っていました。
毎年、3月と8月の学生の特権でもある大型連休。

という事で、鳥取へ行く事にしました。
計画を練っている最中、鳥取だけでは勿体無いなぁと資料をあさっていると
断崖絶壁の写真を目にしました。

『知夫の赤壁』

知夫ってなんだ?赤壁って中国か?

調べると、隠岐島の一つ、知夫里島を指しており、そこに広がる絶壁を赤壁と呼んでいるらしい。
隠岐:島根県北部50kmに位置する諸島。
 島は大きく4つあり、小さな島3つ(知夫里島、西ノ島、中ノ島)のまとまりを島前、
 一つの大きな島を島後と呼ぶ。
 724年に遠流の島と定められ、以来、後鳥羽上皇、後醍醐天皇など
 政治家や身分の高い人々がこの島に送られた・・・


断崖絶壁に囲まれた島、隠岐・・・
何ともロマンをそそる島だと思い、ここを最終目的地としてさっそく出発です。


3/18(日)晴れ
10:00 東京出発(VISTAⅢ号) →17:00 静岡県御殿場 → 22:00 由比町
→26:00 島田市金谷峠(東京から252km)


この日は、ただ移動のみで、写真はありません。
通常は1号線を南下するのが常なのですが、
今回は気持ちあらたに246号で沼津まで抜けました。
知らなかったのですが、246号って、御殿場付近でバイパスになるんですね。(歩道無しの防音壁設置の片道2車線)
ここはやばかったです


静岡に入ると、車には有難いのですが、ほぼバイパスになり、
チャリは下道走行を強いられます・・・。

適当に高架下で、今日は就寝・・・。


3/19(月)曇りのち雪
7:00 出発 →10:00 静岡県浜松 →13:00 愛知県豊橋 → 19:00 名古屋
→ 22:30 三重県四日市 →26:45 亀山 →6:00 滋賀県甲賀


この日もひたすら移動です。
京都までなら4回程、チャリで行き来しているので、かっ飛ばします。

東海道で難所は二箇所あり(個人的な見解ですが)、箱根と鈴鹿峠です。
今回は246号で箱根は回避しましたが、鈴鹿は避けられません。
標高は357mと大して高くありませんが、今回は何と、雪が降っているではありませんか!!

という事で、雪の中のライディングとなりました。
下りはいつも、相当かっ飛ばすのですが、今回ばかりは慎重に下りました・・・


3/20(火)曇り時々雨
7:00 滋賀県甲賀出発 →9:00 大津 →11:00 京都仙洞御所 →
14:30 桂離宮 → 17:00 仁左衛門の湯 → 20:00 亀岡 → 20:30 道の駅「ガレリオ亀岡」



何でこんなにかっ飛ばして行ったのかと言いますと、
実は仙洞御所と桂離宮を予約していたからなのです。
二つは宮内庁の管轄で、確か葉書だと一ヶ月前までに届けなければなりません。

一ヶ月前消印とはかなり厳しいですが、紅葉の時期となると、相当な人が応募するらしいですよ。

桂離宮:京都市西京区桂
 日本庭園の傑作とされる回遊式庭園がある。
 書院造を基調とした古書院、中書院、新御殿が雁行して連なる。
 その雁行した様は見え隠れする人間の心理を燻る。
 ドイツ人建築家ブルーノタウトが造形美を絶賛した事で有名。
 日本建築の巧み、素晴らしさを再認識した建築である。


松琴亭 松琴亭付近は開放的な海辺の世界が広がります。
 手前には岬燈籠、その向こうには入母屋造茅葺の松琴亭が見えます。
 石浜と亭の間には天橋立に見立てられた二つの中島が、
 亭を隠して近寄りがたい瞑想の世界の存在をちらつかせる。
 

松琴亭

笑意軒 雪見燈籠から対岸の笑意軒を見る。
 横長に建つ笑意軒に対応するかのように護岸も石組を使わず、
 切石により水平線を強調する。
 我を主張する石組も構成物もなく、ただそこにあるのは静けさのみ。
 雪見燈籠には宝珠がなく、笠の頂部に円形の膨らみがあるだけという特殊な形態も
 水平性を重視した穏やかさの現われかもしれません。

笑意軒


仙洞御所:京都市京都御苑内
 小堀遠州作の庭園。一升石11万個が州浜に敷き詰められている。
 建物は火災により消失。



仙洞御所 州浜に敷き詰められた一升石。
 御所のような広大な庭園になるとスケールを逸脱してしまい、
 心に訴える力が無くなるのだが、ここはそれを越え、まさに圧巻である。
 雨に打たれた、艶やかな州浜も美しい事だろう。

仙洞御所州浜



3/21(水)晴れ
6:00 出発 → 9:20 京丹波 道の駅「和」 → 13:00 西舞鶴
→ 15:00 宮津 天橋立 → 17:00 伊根の舟屋 →19:00 与謝野
→22:00 京丹後 途中ヶ丘公園


起きてテントから出ると、チャリに干していた服がカチカチに凍っていました・・・。
どうやら氷点下まで下がったようです。
さすがに京都は寒いですね~。

今日は天橋立と伊根を目指して、北上します。


宮津市街地に着くと、道がかなり狭くなり、車では通行困難な上、駐車に困ります。
ここでチャリが俄然有利です。
しかも天橋立はチャリで縦断出来ます!

とその前に、天橋立の展望で売りの「天橋立ビューランド」に向かいます。
文殊山山頂まで、ロープウェイで向かうのですが、
カップル、ファミリーが多く、一人は寂しい・・・
しかも入園料850円・・・

さっさと撮影を終え、天橋立縦断です!
そしてこのまま、伊根に向かいます。
ちょっとここで伊根の説明を(かなり長くなってますσ(^_^;))

伊根の舟屋:奥丹後半島の先端近くの漁村
 伊根は山が迫った小さな湾内にある。
 伊根の名が知られるようになったのは、舟屋と呼ぶ舟を引き上げて格納しておく建物が
 海岸線にずらりと並ぶ特異な風景によってである。
 舟屋は2階建てが普通で、舟を引き入れる為妻入りとなる。
 1階は舟と作業場、便所、、2階への階段があるが、海側は開け放しで、
 建物の中まで海が入り込んでいる為、両足を開いて海の中に立っているようである。



天橋立
文殊山から天橋立

伊根の舟屋
伊根の舟屋

これが日本の原風景なんですね。
ここまで、町並みが残されているとは驚きました。
伊根には、観光地化された諸々の文化財建築群とは違った、静かな悠久の時の流れを感じました。

湾内を見て回れる観光船もあります。



3/22(木)晴れのち曇り
7:00 京丹後出発 → 9:30 兵庫県豊岡 玄武岩 → 10:30 城崎温泉「御所湯」
→ 16:30 餘部鉄橋 → 22:00 鳥取市 総合運動公園


兵庫県豊岡市には城崎温泉という1300年の歴史を持つ温泉街があります。
そこへ向かう途中、玄武洞という柱状節理した玄武岩塊に偶然出会いました。

玄武洞 波に侵食された柱状節理の岩塊。
 大小5個の岩塊があります。

玄武洞

城崎温泉は、町の中心に浅く、そしてゆっくりと大谿川が流れ、その脇には柳が垂れ、
情緒ある風情を醸し出している美しい街でした。

城崎温泉
城崎温泉街

御所湯 鎌倉時代創業の老舗銭湯を近年リニューアルした御所湯
御所湯

心機一転、一路餘部鉄橋へ向かいます。
餘部鉄橋:兵庫県香美町
 1912年開通。長さ310m、高さ41m、総工費331,535円。
 11基の橋脚、23連の鉄桁を持つトレッスル橋。
 度重なる事故の為、今年(07年)からPC橋への架け替え工事が行われる。


餘部鉄橋
餘部鉄橋

餘部鉄橋
餘部駅から

この日も雨が降りそうな天気にも関わらず、多くの観光客が押し寄せていました。
雨の降りそうな天気と、山間のこの侘びしい雰囲気が、
餘部鉄橋が無くなってしまうのを物寂しく、やり切れない思いで満たされているように感じさせます。
う~ん、この景色が無くなってしまうのは非常に残念です。


3/23(金)晴れ
7:30 総合公園出発 → 10:00 佐谷峠 → 10:30 三朝町 投入堂
→ 14:00 倉吉 → → 17:00 道の駅「赤碕」 → 20:00 海岸沿いの風車下


今回の旅の目的でもある投入(なげいれ)堂を目指すとあって、今日はかなりテンションがあがってます。

投入堂:鳥取県三朝町三徳山内
 三仏寺奥院の建物、投入堂は、垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた、
 他に類を見ない建築物。
 断崖絶壁に建つ様は投げ入れられたものと伝えられている為、
 その名がついた。
 写真家:土門拳氏が被写体として投入堂を撮影した事で有名。


佐谷峠という、予想外の峠を越えると、いよいよ三徳山投入堂です。

・・・んっ?どうも様子がおかしいですね。
チャリ置いて、一眼レフ背負って、歩いていくと、他の観光客から
「投入堂ってどこから、写真撮れますか?」と。

あれ?山登れば見えるのでは・・・

嫌な予感がしましたが、どうやら投入堂のある山、三徳山は4月まで入山禁止らしい・・・
残雪の関係とかみたいです・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
ショック・・・・・

結局、何も無く今日は終わりました。

3/24(土)雨と強風
7:00 出発 → 8:00 米子 → 9:30 植田正治写真美術館
→ 14:00 東光園 → 15:00 皆生温泉 → 22:00 弓ヶ浜公園


今日はどうやら台風みたいですね~。
風が強いです。
でも、今日は建築散策日なので、猪突猛進です。

最初の作品は大山(だいせん)の麓に聳える、高松伸氏設計の「植田正治写真美術館」です。

調べた所によると、館内の至るところに設計された”隙間”から、
雄大な大山を望めら、写真家としての技巧が丹念に凝らされた美術館との事で相当期待してます。

植田正治写真美術館
植田正治写真美術館

植田正治写真美術館
植田正治写真美術館

外観は、雨の為、写真に撮れませんでした。
目の前に広がる田園風景と遠く大山を望むロケーションは最高です。

だがしかし、今日は雨の為、大山が微かに見えるだけ・・・
残念。次回は新緑の映えた季節に訪れたいです。


そして二作品目は、菊竹清訓氏設計の東光園です。

自邸スカイハウスを筆頭にメタボリズムグループの第一線として活躍した建築家です。
東光園は外観しか窺えませんでしたが、その異様なまでに整然と聳える建築との対峙は、
菊竹氏との対面のようで甚だ緊張しました。

建築の与える影響は想像以上です。
作品一つで街並みががらりと一変する事もあれば、
新しい街の顔として馴染む事もあります。
およそ40年を経た東光園建築は我々に、今後の建築のあり方を説いている様に感じました。

東光園
東光園

さて、次はいよいよ隠岐島です。

隠岐旅②は→こちら
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自己紹介

アリ

Author:アリ
都内にて建設業に携わる。
建築巡礼からいつしか風景へと・・・
経費削減の為、自転車で移動

カメラ:canon EOS40D
チャリ:KHS F20-RAC

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ブログ創設:07/11/09

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