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2007-08-02

穂高登山

07/7/30(月)~8/2(木) 穂高登山編

去年、家族で涸沢へ行って以来、
山から見える造形美、世界観、絶対的な自然の風景の虜となり、
特に秋の涸沢の紅葉といったら、
涸沢円形劇場と呼ぶにふさわしい錦繍の世界が360°のパノラマで広がり、
見るものを惹きつけてやみません!!

今年も母親から穂高へ行こうと誘いがあり、
大学も休みになった事で、一緒に行ってきました。

7/31(火)
5:40 沢渡 → 6:00 上高地 → 12:20 涸沢 → 12:40 涸沢小屋

今回は母親と一緒ということで、リッチに小屋泊まりです。
涸沢小屋はご飯お変わり自由なので何とも助かります。。。

今年の涸沢は、去年と比べると残雪量が多いようです。
涸沢はスプーンでえぐられたような形をしている、氷河によって侵食した半円形の圏谷(カール)
で有名ですが、ほぼ雪で覆われていました。

吹流し 向こうに見えるのが
 涸沢小屋です。

涸沢ヒュッテの吹流し

予定よりも早く涸沢小屋についたので、屏風の岩に向かって散歩する事に・・・
途中から槍が見えるんです!

槍
ひょっこり槍ヶ岳

明日はいよいよ、北穂、奥穂高登山です!!

8/1(水)
5:00 朝食 → 5:40 涸沢小屋出発 → 8:10 北穂高岳山頂 → 9:00 出発
→ 11:45 穂高岳山荘 → 12:15 出発 → 13:00 奥穂高岳山頂 → 16:00 涸沢小屋


今日はいよいよメインの北穂から奥穂へ縦走します。
まずは北穂です。

途中の鎖場、ハシゴの難所を越えれば、北穂高岳です。
ここからの眺めは素晴らしく、白山、浅間山、そして遠く富士山も望めます。
中でも槍ヶ岳の眺めは秀逸で、実際にこの目で見る槍は何よりも優って美しいです。

ここからだと、槍へと続く稜線(登山道)がすべて見えるので、
何ともチャレンジ精神を掻き立てるのですが、今回は奥穂へ向かう為、北穂を後に出発します。

槍
北穂高岳から槍ヶ岳を望む

富士山
富士山

さてさてここからが難関。
北穂から奥穂までは稜線上をトレースするのですが、それが危険で危険で・・・
足を滑らせたら確実に死ねます。
空は快晴ですが、標高3000mだけあってかなりの強風が打ちつけます。
そして鎖場の連続・・・
慎重に一歩一歩進み、左には涸沢カール、右後方には槍の眺望に感動しながらも、
気を緩められません。

そしてようやく涸沢岳に着きました。
ここまで来ればひとまず山場は越えた感じです。

涸沢カール えぐられた麓に涸沢小屋が建ちます。
登山道より涸沢カール

涸沢岳から穂高山荘のある鞍部へ一旦下り、
そこから本邦標高第三位(3190m)の奥穂高岳への登りになります。

浮石が多いので、落石に注意し登ると、前方にジャンダルムが見えてきます。

ジャンダルム ジャンダルム(gendarme)とは、主峰の近くにあって
 それを護るかのように聳える岩峰の事ですが、
 奥穂のジャンダルムは、その荒々しい峻険さゆえ、
 威風堂々と聳える様は、何とも近づき難いものがあります。

ジャンダルム

右手にジャンダルムを過ぎると、もう奥穂です。
奥穂からは西穂の眺めはもちろん、涸沢カールや上高地、前穂が望めます。

上高地 前がジャンダルム。
 眼下に広がるのが、上高地です。

奥穂から上高地

シナノキンバイとハクサンイチゲ 涸沢小屋へ下る途中のお花畑。
シナノキンバイとハクサンイチゲ

今日は涸沢小屋へ戻り、もう一泊します。

8/2(木)
7:00 小屋出発 → 12:00 河童橋アルペンホテル温泉 → 14:00 田代池 → 16:00 上高地バスターミナル

涸沢小屋を朝遅くゆっくり出発し、上高地へ戻ります。
アルペンホテルで温泉に浸かり、汗を流します。

バス出発まで時間があったので、大正池付近を散策する事に・・
大正池は上高地バスターミナルから梓川を下った場所に位置し、
途中、田代池などの人気スポットが続き、観光客の姿は絶えません。

この辺りを登山用ザックを背負って歩くと、若干恥ずかしいですね~
サンダルとかで観光に来ている人の中を、本格的な格好で歩くと、さすがに温度差を感じます・・・

観光客で賑わう道中ですが、田代池は原生林に囲まれ、ひっそりと佇んでいます。
その光景は、上高地にしかない風情があります。

田代池
田代池



とまあ、こんな感じで穂高登山終わりましたが、穂高は格別な感じがします。
上高地から、涸沢までは歩いておよそ5~6時間の道のりですが、
その程良い疲労感の中で迎えてくれる涸沢円形劇場と穂高連峰の世界観は
圧倒的でした。
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自己紹介

アリ

Author:アリ
都内にて建設業に携わる。
建築巡礼からいつしか風景へと・・・
経費削減の為、自転車で移動

カメラ:canon EOS40D
チャリ:KHS F20-RAC

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ブログ創設:07/11/09

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