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2007-10-09

甲斐駒・地蔵岳登山

07/10/05(金)~10/08(月)

前回の剱岳で、紅葉に巡り合わなかった為、今回こそは!と
南アルプスは甲斐駒に行ってきました。
甲斐駒ヶ岳:山梨県北杜市、長野県伊那市
赤石山脈(南アルプス)北端に位置する標高2,967mの山。
花崗岩から成る為、南アルプスには珍しく峻険な山容をしている。


10/5(金)、10/6(土)雨のち晴れ
21:30 東京出発(KHS F20-RAC) → 4:30 笹子トンネル → 8:00 甲州街道 上円井交差点
→ 9:45 青木鉱泉(東京から青木鉱泉まで178km)→10:00 青木鉱泉登山口出発
→ 16:00鳳凰小屋キャンプ場


講義の関係で夜遅くの出発。
世間では三連休とあって、さすがに甲州路は、深夜にもかかわらず、ツーリングのバイクで賑わっています。
この時間にチャリ漕ぐのは、さすがに俺だけのようです(;^_^A

真夜中の甲州路は、まさに旅の道。
最高に気持ちがいいのです。


早朝の登山開始を目指して、ひたすら漕ぎますが、
甲州路を抜けてから青木鉱泉口までは、やたら遠い!!しかも砂利道・・・。
VISTAⅢ号では、タイヤが細くオフロード向けではない為、
この道はまず無理ですが、今更引き返せないので、せこせこ漕ぎました。パンクしないように・・・


途中、舗装工事中の兄ちゃん達からも
「お~若いな~。頑張れよ~!」
と励まされ、予定より3時間遅れながらも到着。

登る前から疲労感たっぷりですが、これから登山開始です。

ドンドコ沢登山道は、沢沿いを登る為、多くの滝に巡り合えます。
どれも登山道からは、若干離れていますが、見る価値は十分あります。



南精進ヶ滝
南精進ヶ滝

五色ノ滝 落差50mの滝。
 下に小さく映ってる人が見えます。

五色ノ滝


本来ならば、早川尾根小屋を目指す予定でしたが、
体力に限界を感じて鳳凰小屋に泊まる事にしました。

さすがに三連休・・・。
キャンプ場は容量オーバー状態。
テント張る場所がもう残っていなかったので、
周りの人に少し場所を空けてもらい、なんとか張ることができました。

テントの色とりどりの花が咲き乱れていましたよ。



10/7(日)快晴
5:50 鳳凰小屋出発 → 6:50 地蔵岳到着 7:30 赤抜沢ノ頭出発
→ 9:30 白鳳峠 → 10:30 広河原峠 → 11:00 早川尾根小屋
→ 13:30 アサヨ峰(2,799m) → 15:30 早川尾根小屋テント場


今日は出来るだけ甲斐駒を目指して、近づく予定です。
今回は甲斐駒登頂が目標でしたが、日程とこれからの天気模様で、甲斐駒登頂は無理だと判明・・・
なんとしてでも甲斐駒の雄姿を写真に収めたい!
とにかく近づくしか・・・無い。
と、その前に地蔵岳オベリスクです。

地蔵岳:山梨県韮崎市
鳳凰三山の一つ。標高2,764m。山頂は地蔵仏と呼ばれる。
花崗岩が侵食され、岩が積み重なり、尖って天空を目指すオベリスクのその様が美しい。



オベリスク 南アルプスには珍しく高山植物の少ない山。
 アカヌケ沢ノ頭からの展望が良いです。

地蔵岳オベリスク

八ヶ岳
地蔵岳から雲上の八ヶ岳

ここから一路、早川尾根をトレースします。
見晴らしの良い尾根道を過ぎると、今度は、鬱蒼と茂る樹林帯です。

早川尾根小屋に着いた頃、結局、時間の関係で、ここにテントを張る事に・・・
無念・・・甲斐駒・・。
未練たらたらなので、ここからアサヨ峰をピストンする事に決めました。

アサヨ峰:山梨県アルプス市
山梨百名山。標高2,799m。
周りを甲斐駒、鳳凰山、北岳、仙丈ヶ岳に囲まれ、頂上からの眺めは素晴らしい。


甲斐駒ヶ岳 アサヨ峰から甲斐駒を望む。
 花崗岩の荒々しい山容が登山者を惹きつけてやまない。

甲斐駒ヶ岳

アサヨ峰 ミヨシノ頭からのアサヨ峰の眺め。
 山肌は黄葉に色づき、しなやかに伸びる稜線が美しい。

アサヨ峰稜線

甲斐駒の山容を拝められただけで良しとしましょう。

今夜遅くから、台風の影響で、天気が荒れるらしい。
嵐の前の静けさよ・・・。

明日は過酷な下山になるだろうと、心を構えながら、夢の中へ・・・




10/8(月)雨のち曇り時々晴れ
5:50 早川尾根小屋出発 → 7:00 白鳳峠 → 8:00 高嶺
→ 9:00 地蔵岳 → 9:45 鳳凰小屋 → 12:40 青木鉱泉 → 13:30 青木鉱泉出発
→ 18:00 笹子トンネル → 21:00 垂水峠 →22:30 東京自宅到着


未明から、暴風雨になる。樹林帯まで難なく過ぎるも、
稜線上に出てからは雨打たれ、気持ち折れまくり。
高嶺では、風の勢いもピークに・・・

鳳凰小屋で、おにぎり頬張る以外はひたすら下山に専念。
体温を下げないように・・・
青木鉱泉着いたときには、さすがにここからチャリで帰るのか!!!
と過酷極まりない状態でしたが、ここで休んでいても、
体温が下がる一方なので、さっさと帰る事に・・・

雨に打たれ、濡れた体をチャリ漕いで、体を温める。。
晴れてくれよ~

そして、おおっ~!!な、なんと、
甲府辺りで、雲の切れ間から太陽が!
まさに恵みの光です。


という事で、濡れた服も乾き、体力も回復。
無事帰る事が出来ました。
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都内にて建設業に携わる。
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