2008-09-06
雲ノ平への旅②
08/08/12(火)
5:30 わさび平(1402m)出発 → 8:30 鏡平(2290m)
→ 9:40 弓折乗越 → 10:50 双六小屋
→ 13:00 双六岳(2860m) → 15:30 三俣テント場
朝起きると、木の葉が風になびき、その隙間から日が差し込んできます。
昨日とは打って変わって、今日は快晴です。
まさに登山日和。。
今日は予定では、7時間の行程なので、さくさく行きます。
わさび平を出発してからは、しばらく林道ですが、
蒲田川を徒渉の後、本格的な登りへと変わります。
灌木帯を抜け、樹林帯を登りつめた先に鏡平があります。
その名のとおり、鏡のように槍・穂高を映す池畔が鏡平には広がります。

鏡平の池

ひょうたん池
わさび平から3時間。
かなり喉が渇いてくる頃合ですが、鏡平の飲み水は有料になります。
ひさびさの山泊まり装備を背負っての登山は、相当腰に応えますが、
水を飲めないとあっては仕方が無いので、またまたさくさく行きます。
一瞬の楽園もつかの間、弓折乗越まで再び登ります。
背後には槍の大パノラマが広がり、何度も何度も振り返っては眺め、そして登るの繰り返し。
この景色とはしばらくつきあっていたい、後ろ髪を引かれる思いで登ります。

槍ヶ岳
逆光ですが、槍ヶ岳頂上から伸びる尾根がなんとも美しい。

鏡平
先ほどの槍・穂高を映し出していた池畔群です。
赤い屋根が鏡平小屋、左がひょうたん池。
やがて、弓折乗越に出ると、槍とはしばしおさら。
尾根上を双六小屋向けて進みます。

左が双六岳、右が樅沢岳。真ん中の奥の山が鷲羽岳(明日目指します)。
で、ぽつんと小さく見える赤い屋根が双六小屋。

双六小屋と池
とにかくこの青空と山肌の緑が、絶妙な感じ。
ここから眺める左手に広がった、双六岳の丸みを帯びた山容も、お気に入りです。
双六小屋でたっぷり水分補給をし、三俣蓮華岳キャンプ場を目指します。
三俣とは、長野・岐阜・富山の三県に跨ることからそう名付けられているだろと思いますが、
その三俣までは三ルートあり、好きな道を選択できます。
お急ぎの方には、巻き道ルート。
お花畑を楽しみたい方には、中道ルート。
景色を楽しみたい方には、稜線ルート。
最後の稜線ルートが双六岳を通る唯一のルート。
無論、景色を楽しみにきているので、体力どうのこうのは二の次でして、
無意識に稜線コースへ。

稜線コースから槍ヶ岳を望む

がしかし、登っていくうちに、どうも雲行きが怪しくなっていき、
双六岳から槍の風景を楽しみにしていたのですが、
とうとうすっぽり埋もれてしまい、ショックを隠しきれません。。。
双六稜線上で1時間は粘りましたが、最後まで槍が顔を出してくれることはありませんでした。。

双六岳から双六稜線
とまぁ、この後すっぽり雲に覆われ、三俣蓮華岳を経由して、三俣蓮華岳キャンプ場に辿り着きましたが、
結局何も見えず。。。
半ば諦め、テント設営していたら、
おお!!なんと雲が途切れたではありませんか!!
そして目の前には、鷲羽岳の夕日に燃える雄姿が!!


上の写真は、鷲羽にあまりに感動したため、上からのアングルを求め、登り直しました。
手前に見えるのが三俣山荘とキャンプ場です。
さてさて、明日はいよいよ、日本最後の秘境『雲ノ平』です。
どんな景色が待ち構えているのか、想像を膨らませながら、やがて夢の中へ・・・
と行きたいところでしたが、自分のテントの真後ろに、団体の学生さん達が陣取り、
これがまぁうるさく、宴は夜通し続きました。。。とほほ。。。
つづきます。
5:30 わさび平(1402m)出発 → 8:30 鏡平(2290m)
→ 9:40 弓折乗越 → 10:50 双六小屋
→ 13:00 双六岳(2860m) → 15:30 三俣テント場
朝起きると、木の葉が風になびき、その隙間から日が差し込んできます。
昨日とは打って変わって、今日は快晴です。
まさに登山日和。。
今日は予定では、7時間の行程なので、さくさく行きます。
わさび平を出発してからは、しばらく林道ですが、
蒲田川を徒渉の後、本格的な登りへと変わります。
灌木帯を抜け、樹林帯を登りつめた先に鏡平があります。
その名のとおり、鏡のように槍・穂高を映す池畔が鏡平には広がります。

鏡平の池

ひょうたん池
わさび平から3時間。
かなり喉が渇いてくる頃合ですが、鏡平の飲み水は有料になります。
ひさびさの山泊まり装備を背負っての登山は、相当腰に応えますが、
水を飲めないとあっては仕方が無いので、またまたさくさく行きます。
一瞬の楽園もつかの間、弓折乗越まで再び登ります。
背後には槍の大パノラマが広がり、何度も何度も振り返っては眺め、そして登るの繰り返し。
この景色とはしばらくつきあっていたい、後ろ髪を引かれる思いで登ります。

槍ヶ岳
逆光ですが、槍ヶ岳頂上から伸びる尾根がなんとも美しい。

鏡平
先ほどの槍・穂高を映し出していた池畔群です。
赤い屋根が鏡平小屋、左がひょうたん池。
やがて、弓折乗越に出ると、槍とはしばしおさら。
尾根上を双六小屋向けて進みます。



左が双六岳、右が樅沢岳。真ん中の奥の山が鷲羽岳(明日目指します)。
で、ぽつんと小さく見える赤い屋根が双六小屋。

双六小屋と池
とにかくこの青空と山肌の緑が、絶妙な感じ。
ここから眺める左手に広がった、双六岳の丸みを帯びた山容も、お気に入りです。
双六小屋でたっぷり水分補給をし、三俣蓮華岳キャンプ場を目指します。
三俣とは、長野・岐阜・富山の三県に跨ることからそう名付けられているだろと思いますが、
その三俣までは三ルートあり、好きな道を選択できます。
お急ぎの方には、巻き道ルート。
お花畑を楽しみたい方には、中道ルート。
景色を楽しみたい方には、稜線ルート。
最後の稜線ルートが双六岳を通る唯一のルート。
無論、景色を楽しみにきているので、体力どうのこうのは二の次でして、
無意識に稜線コースへ。

稜線コースから槍ヶ岳を望む

がしかし、登っていくうちに、どうも雲行きが怪しくなっていき、
双六岳から槍の風景を楽しみにしていたのですが、
とうとうすっぽり埋もれてしまい、ショックを隠しきれません。。。
双六稜線上で1時間は粘りましたが、最後まで槍が顔を出してくれることはありませんでした。。

双六岳から双六稜線
とまぁ、この後すっぽり雲に覆われ、三俣蓮華岳を経由して、三俣蓮華岳キャンプ場に辿り着きましたが、
結局何も見えず。。。
半ば諦め、テント設営していたら、
おお!!なんと雲が途切れたではありませんか!!
そして目の前には、鷲羽岳の夕日に燃える雄姿が!!


上の写真は、鷲羽にあまりに感動したため、上からのアングルを求め、登り直しました。
手前に見えるのが三俣山荘とキャンプ場です。
さてさて、明日はいよいよ、日本最後の秘境『雲ノ平』です。
どんな景色が待ち構えているのか、想像を膨らませながら、やがて夢の中へ・・・
と行きたいところでしたが、自分のテントの真後ろに、団体の学生さん達が陣取り、
これがまぁうるさく、宴は夜通し続きました。。。とほほ。。。
つづきます。
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